インプラントの興味深さ
・問題点の抽出だけでなく売上高を回復させるのが目的M社の店舗のコンセプトーメーキングは、ひと言でいえば「和の風雅」を基調としたものです。
雅趣とは縁遠い私か見ても、すてきだなと思うハイグレードな家具調度が展示され、富裕層を中心に人気を博していました。
それが先にも書いたように、ここ、2年、売上げが頭打ちになっています。
「私さんもほめてくれたように、店舗のイメージづくりも、他店との差別化戦略も、大きな方向性としては間違ってないと思うんですよ。
それに、けっしてお客様に飽きられたわけでもない。
だけど、売上げが停滞しているのは、やはり当社の側に何か次のトリガーとなるものが欠けているからだろうなあ」「わかりました。
社長には現場からさまざまなリポートが寄せられているでしょうが、人の問題に関するネガティブな情報がそこに含まれていない可能性があるかもしれません。
そのあたりにフォーカスして、ヒアリングをすることにしましょう」M社長としては、なんとかこの壁を乗り越えて売上げを伸ばしたい。
それが依頼内容のゴールです。
ですから、そのとき行った人事オーディットの目的も、単に「人」の問題や組織の問題を抽出するだけでなく、「その問題の解決が売上増に結びつくような提案をすること」にあります。
私たちはこの目的に沿って質問事項をアレンジし、いくつかの問題点を抽出しましたが、中でも重要度が高いと判断したのが、M社における「マーケティングカ」の弱さでした。
これについて、Mさんや経営幹部の人たちに問題点を投げかけ、「たしかにそうだ」との同意を得るとともに、マーケティングカ強化の一環として新たにマーケティングーマネージャーを採用することにしたのです。
そこで私たちは、Mさんと協議しながら「M社にとって必要とされるマーケティングーマネージャー像」を策定し、それにふさわしい人物のヘッドーハンティングを専門の会社に依頼しました。
マーケティングーマネージャーに対する年収の予算は、日本円にして1500万〜2500万円。
けっして安くありません。
M社のブランディングーチェンジを担う重要なポジションに就ける人材の採用ですし、人事マネージャーの失敗もあります。
Mさんも心配だったのでしょう、ご自身がこのプロジェクトのリーダーになってくださいました。
こうして、ヘッドーハンティングが見つけてきた人物を、M社長、当社(イマジンコンサルティング)のCE0で人事戦略の専門家ジョン・C・グラム、そしてヘッドーハンティング会社の幹部の三人で選考し、最終的に「求める人材像」に合致した人物を採用することができたのです。
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